シドニー・スウィーニー、『It Takes Two』実写映画化作品に出演決定
ヘイズライトスタジオの受賞歴のあるゲーム『It Takes Two』の映画化プロジェクトが先月始動し、ゲーム実写化の専門会社ストーリーキッチン(ソニック・ザ・ヘッジホッグシリーズを手掛けた)が主要クリエイティブ陣を集結させた。
バラエティ誌によると、本プロジェクトは『マダム・ウェブ』主演のシドニー・スウィーニーが正式参加により勢いを増している。ジョン・M・チュー監督(『ウィケッド』)がメガホンを握り、『デッドプール&ウルヴァリン』の脚本家レット・リースとポール・ワーニックが脚本を執筆。ストーリーキッチンは現在、この大型プロジェクトをスタジオに売り込んでおり、業界からの強い関心が見込まれている。
キャスティングのジレンマ
最大の関心事は、スウィーニーがどの姉妹役(メイ役かコディ役)を演じるかである。スタジオ関係者によると、現段階ではこのキャスティング決定は未定のままだという。

2024年3月にリリースされた『It Takes Two』は、ヘイズライトスタジオとクリエイターのジョセフ・ファレスにとって再び商業的成功を収め、発売初週に200万本を売り上げた。本作は任天堂の次世代機「Switch 2」の発売時タイトルとしても有力視されている。
IGNの9/10レビューでは本作を「複数のジャンルをシームレスに融合させた巧みに設計された協力プレイ体験であり、際限なく独創的なゲームプレイの旅を提供し、やめられない魅力を証明している」と称賛した。
さらに広がるヘイズライト作品の実写化
これはヘイズライトが開発中の唯一の作品ではない——前作の大ヒット作『A Way Out』(販売本数2,300万本)も実写化が進んでおり、ドウェイン・ジョンソンの出演が検討されている。
これらの実写化プロジェクトはまだ初期段階にあるが、成功したゲーム実写化作品に対するハリウッドの現在の熱意は、これらのプロジェクトが制作にまで至る強力な可能性を示唆している。
ストーリーキッチンが手がける拡大中の作品群には、スクウェア・エニックスの『ジャストコーズ』(『ブルービートル』のアンヘル・マヌエル・ソト監督が参加)、『ドレッジ』、『キングメーカーズ』、『スリーピング・ドッグス』の映画化が含まれる。同社は実写版「トイザらス」映画の開発も進めている。
一方、ヘイズライトスタジオは既に次のオリジナルゲームプロジェクトの開発に着手していることを示唆している。