
元CD Projekt REDの開発者らが設立したスタジオ、Rebel Wolvesは最近、彼らのデビュープロジェクトであるダークファンタジーアクションRPG『The Blood of Dawnwalker』のフルバージョンを公開し、ストリーミング配信した。プレゼンテーション中、チームはゲームのオープニングシーケンスとなる4分間のシネマティックトレーラーを初公開した。
待ち受けるダークファンタジーの世界
『The Blood of Dawnwalker』は、14世紀のヨーロッパをモチーフにした異世界が舞台となる。トレーラーで描かれた劇的な事件を経て超自然的な力を手に入れた主人公コーエンを操作し、プレイヤーは愛する人々を吸血鬼から救い出す使命を負う。成功までの時間はゲーム内でわずか30日間。時間は特定のゲームプレイ場面でのみ進み、慎重な管理が求められる。
ゲーム体験の核心をなすのは、ゲームプレイと物語の両方に影響する道徳的選択だ。プレイヤーは常に、コーエンの人間性と彼の中で増大する吸血鬼の本性とのバランスを取らなければならない。重要なメカニズムである「吸血衝動」は、リスクと報酬の緊張をもたらす。長期間にわたって吸血を行わないと、主人公は制御を失い、予期せぬ犠牲者を生み出す可能性がある。
オープンワールドの吸血鬼ファンタジー
本作は細部まで作り込まれたオープンワールドを特徴としており、時間帯がゲームプレイに大きな影響を与える。開発者はこれを、探検と意思決定において幅広い自由を提供する「物語性のあるサンドボックス」と表現している。
現在、Unreal Engine 5を使用して2年間開発が進められている『The Blood of Dawnwalker』は、PC、PS5、Xbox Series X|S向けにリリース予定だ。発売時期は未発表だが、この意欲的な吸血鬼叙事詩が大きく進展していることを、シネマティックトレーラーの公開が示している。
『ウィッチャー』シリーズに関わったRebel Wolvesの経歴は、彼らの初作品に対する深い物語性への志向を示唆している。ゴシックな美学と革新的な時間メカニズムにより、『The Blood of Dawnwalker』は、いつか陽の目を見る時、アクションRPGジャンルに新たな風を吹き込む可能性を秘めている。